14日に放送された『初学』(TBS系)で予備校講師の林修が“無能な人は出世する”と発言。ネット上で物議をかもしている。

 は、まずホワイトボードに出世の階段を描いた。南カリフォルニア大学教授教育学者、ローレンス・J・ピーター氏が提唱した『ピーターの法則』という社会学の法則を図解入りで解説。セールスマンが出世の階段を上がっていく場合、売り上げが良いと“主任”となり、さらに出世して“地区長”になっていくと仮定する。しかし、営業すると管理するは異なるため、地区長の段階で“お手上げ”状態になることがあり得る。世界中の企業でこうしたことが普遍的に起きており「世の中の管理職というものはそこから上にいくことができない、そこでがないことを露呈した人たちの集まり」と世の企業を形容した。また、はこれをスポーツ世界に置き換えて「素晴らしいプロ野球選手が現役を退いて監督になり、実績を作ることができず辞任に至る状況と同じ」と補足した。

 さらには『ピーターの法則』とは別の視点を披露した。のない上は“自分を脅かす有能な部下”を昇進させず、結果的に「無能な人ほど出世するという話にもなる」と持論を展開。“出るは打たれる”という日本的な要素も出世に影を与えているとした。

 ネット上には、「無能ってか世渡り上手が出世するよね。仕事とは関係ないところで出世するから結果無能ってことになるんだと思う」「実際オレも主任になって思ったけど、人まとめるのは苦手…やる気も出ないし無能だって思うわ」「今の時代って有能な人は起業したりもするしな。会社に残って限界までやるのが無能って言われたら無能になるんだろうね」など、に賛同するもあった。

 しかし、その一方でに反論するも寄せられている。「組織って言っても規模次第でピンキリだよ、大手だったらトレーニング期間もあるわけだし」「会社によるのかな? うちの場合は一番優秀だと思ってた人がどんどん昇進していったけどね」「林先生の言うことは短絡的だね。組織の中だと男女の差とかもっと出世できない複雑な問題があるよ」などの意見もあった。

 実際に正当に評価されず、出世を阻まれた例は世の中に多くあるのだろう。2009年4月の『日経ビジネスオンライン』で、組織における昇進のリアルな実情が紹介されている。ある会社の役員に昇進試験の現状について取材したところ、「先日も男女1人ずつ昇進試験を受けたんだけど、女性の方が少し成績は良かった。ところが昇進したのは男性」と明かしたという。女性を昇進させなかった理由は2つ。1つは、昇進できない場合、女性よりも男性にとって悪影が大きいと考えた、というもの。もう1つは、その女性がすでに結婚出産といった“女としての幸せ”を掴んでいたため、「1回だけ慢してもらおう」と判断した、という信じがたい内容だった。つまり、男性プライド男性が守ろうとし、女性の昇進が見送られたということだろう。

 また性別に関係なく、会社から正当に評価されていないと感じる人は少なくないようだ。の紹介した『ピーターの法則』の状態に陥らないよう会社側の善もめられるのだろう。

林修


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

つまり出世してない私は有能と言う事か!!やはりなぁ会社は見る目がないって前から思ってたんだよ


忍耐力と面の皮の厚さという中間管理職に必須と感じられる能力を忘れて居ませんか?w


係長・課長クラスは有能(上に弱く・下に厳しい・部下の苦情は耳からスルー)が必須。部長クラスからは無能(愛人作って・横領)でもOK。


つまりテレビ出まくりの大出世を果たした林は・・・?


林先生も塾講師として当たるまで出世に恵まれなかったんだろうな。


現在の経済状況を「市場の状況を見ていると需要が冷える感じはしない」と判断してるバカが経団連会長になってるからね。無能な*ほど出世してる実例


管理職の最下層で退職まで留まる人間は無能だってのは理解できるが(そういう奴は真っ先にリストラ候補)、無能ほど出世するってのはちょっと違和感があるな。世渡りが上手い、面の皮が厚い等々、それらって才能と努力だから。


ピーターの法則・・・ん 作者の一人称は「ピーターは」ってナルシストじゃん


会社によりけりだろうけど、出世なんてある程度の能力とタイミングですよ。だから老害の幹部は早く辞めろ


ああ、出世のレベルが課長程度なら無能ほど出世するってのも理解できるけどね。


「能力と肩書の大きさは反比例する」、私がサラリーマン生活を始めて最初に理解したことがこれだった。


最近は業務も給料も変わらないけど肩書ばかりどんどん立派になっていくという変な出世もあるが・・・。管理者教育という点ではサッカーの監督はちゃんとライセンス制だが、ああいうイメージをマネージャーになろうとする人は持つべきだと思う。


管理職は無能でいいと思う、業務っていうのは会社の存在そのものなんだから有能が担ってるもんだろ。問題は報酬が管理職に集中してること、マネージャに過ぎないんだから公務員給与と同じでもっと低くてもいいはずなんだよな。介護業界なんてその典型。働く価値観が封建時代と変わらんのが問題なんだよな、猿のマウントのまま。


前はそう思ってたけど最近は有能な人が辞めないように気を利かせたり現場の士気を上げられる管理職は有能だなと思うようになりました


イギリスの軍隊じゃ「嫌な奴は上に蹴り上げてしまえ。自分の直属の上司でなくしてしまえ」という考え方が昔から伝統的にあるらしいぜ…「ドーヴァー警部」の作者がそう言ってたからな。


吉良吉影も出世しないで配達とか使いっ走りばかりさせられてるしなw


林先生本人は頭がいいのに思うように出世できない。自分より頭が悪いはずの人間が出世していくのを見て世の中は腐ってるから自分が評価されないのは仕方がないんだと,そう思い込もうとしているように感じる。実際のところ人間の能力は頭脳だけでは測れないという話だと思うが


何でも自己責任で片付ける奴もいるが、自己の努力だけではどうにもならない場合は間違い無くある


昔居た零細は開発リーダーが社長の古い舎弟だから必須スキルもなしに出世してたけど本人は本当に辛そうだった、出世がいいこととは限らんぞ


確かに自分ところの工場長は無能だな。 ホントにバカで、「バカか、お前は!」って面と向かって言い切った位頭が悪い。 ゴマスリで上がったから、工場を判ってないんだよな。