平田雄也、ロードレーサー役に気合十分「生半可な気持ちじゃやっちゃいけない」 | ニコニコニュース



 俳優の平田雄也が11日、都内で行われた映画『車線変更-キューポラを見上げて』の制作発表記者会見に出席。実際にロードレーサーである青木治親選手が使っている装備で登場すると、ロードレースの魅力を話しつつも「生半可な気持ちじゃやっちゃいけない」と気合を入れ直した。

【写真】上着を脱ぎオートレースのプロテクターを見せる平田雄也

 賞金王を目指せる腕を持つオートレーサーだがレース途中の事故で障がいを負ってしまう青年・野平幸助という難しい役どころに挑戦する。「若者っていうのは障がいを、どういう風に考えて普段、暮らしているのかを考えるときがあります」と話す。きっかけは幼少期に母と一緒に作業所で障がいを持った人の手伝いをしたことだそうで「小さいながらに感じていたことがいろいろあった。若いからこそ持てる視点を、精一杯、この作品に活かしていきたい」と力を込めた。

 幸助は障がいを負って以降、ロードレースに励む設定。現在、1月中旬にクランクイン予定で、撮影に向けてバイク自転車の特訓中という。「野球をずっとやっていたんですけど、使う筋肉も違いますね。今は首が謎の筋肉痛です」と心地よい痛みに笑顔を見せた。さらに実際に川口オートレース場を訪れ、見学。その迫力に「生半可な気持ちじゃやっちゃいけない」と感じたそう。それでも「生身でツッコんでいく姿は衝撃的。レースが終わった後に無事を称え合うところまで見させていただいた。勝負していく中でも選手間の絆にかっこいいものを感じました」と目を輝かせた。

 本作では父役に村上弘明、母役に岡江久美子が強力タッグを組んでおり、平田は「精一杯、伸び伸びと思い切って胸を借りるつもりで」と全幅の信頼を寄せた。村上は「まだ会って、そんなに経ってないから表向きしかわからない」とニヤリとしつつも「非常に好青年。健やかにご両親に愛情深く育てられたんだなという雰囲気が伝わってきます」と好印象。この日が初対面だった岡江も「しゃべりもうまい。若くて躍動感があって、親子でよかった」と大絶賛だった。

 また、平田は『ウルトラマンR/B(ルーブ)』で主人公の湊カツミを演じたばかり。村上も1979年に『仮面ライダー スカイライダー』で主人公の筑波洋を演じており、同じ空飛ぶヒーロー同士という共通点が。村上は「役とのめぐり逢いは年齢と共に必然的なところも感じ始めた。僕はヒーロー物が多いんですよ。時代劇ヒーロー物だったり、めぐり逢う機会が多い」としみじみ振り返ると「だからウルトラマンをやったらウルトラマン的なものが10年後、20年後にめぐり逢う機会があるんじゃなかろうか」と平田の将来をイメージしていた。

 会見には中川知香、赤羽博監督も参加した。

爽やかな笑顔で出席した平田雄也 (C)ORICON NewS inc.


(出典 news.nicovideo.jp)